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変わらない日の一言

コミュニケーションが難しいよ

いつから人と話す事に臆病になったのだろう。

ちょっとしたお願い事や質問を言うのにも、言葉が詰まるし吐き気に頭痛や汗が噴き出てくる。

 

『なーに、怖がってんの?』

「お前か…なんて、自分と話すときだけ理想の話し方が出来るんだろうね…」

『そりゃ自分との会話なんだから当たり前でしょ笑…で、どうしたん?そんなに怯えてさ』

 

やはりコイツも、人と話している時の自分を見て思うところがあったのだろう。

普段は、真正面から茶化したり、何かと真実を言うやつなのに今日に限っては、心配な目で僕に語りかけてきた。

 

『…社会人3年目だろう?職場の人たちと上手く話させているじゃないか、何がそこまでして怖い?

馬鹿なところを見せるんじゃ無いかと心配なのか?

それとも、度重なる報連相不足で自分のコミュニケーションに自信を無くしちまったのか?』

 

答えたくない。けれど、答えないと言わないと溜まった膿が晴れない感じがあって、重たい口を開けた。

 

「…僕が口下手なことは知っているだろ…報連相を学ぶべき時に学び終えることは出来なかった。それが今も引きずっているし、失敗の怖さから声が出ない…」

 

『声なんて出さなくてもジェスチャーとか、動作とかあるだろう?そういったものも会話、コミュニケーションと言うんじゃないか?』

 

確かに、会話って口から発する言葉だけじゃ無い。

相手に反応がなければ会話にもならないし、一人で語っている状態だ。

 

『大丈夫だよ、お前は会話ができないやつじゃない…ただ、俺の知ってる限り最高峰の人見知りだけどな笑笑』

 

うっせーわ…